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シンボルマーク|ウッドタワー工法

本会は鉄道沿線の近接木を安全に伐採するウッドタワー工法の普及と技術向上を目的とした民間団体です。

ウッドタワー工法による近接木伐採の様子

ウッドタワー工法とは重機を使用せずにクライミングとロープワークで巨木や高木を伐採する新技術です。

ウッドタワー研究会の技術レベル認定の様子

技術者は知識や技術レベルに応じて5段階(2級〜指導員)で認定。評価基準も厳格に規定しております。


最新の活動実績|ウッドタワー研究会

11/7~ 参加者募集中 第11回ウッドタワー検定会

自分の課題を知り、それを修正して、繰り返し受検ができる特殊伐採技能のレベル認定検定会

l  社会のニーズに応える:

昨年の台風15号では多数の木が倒れ、大規模な停電となり、千葉県を中心に甚大な被害が発生しました。電線や建物が隣接するところでは伐倒スペースが無く、根元から伐採することが出来ません。またクレーン等の重機の搬入も困難です。

 

そこで、立ち木(ウッド)をタワークレーンのように使い、そこに伐採木を吊しながら処理していきます。

敷地の狭いところでも、このウッドタワー工法を使えば、安全に効率よく安価に立ち木を伐採できます。

倒木を防ぎ、社会インフラを守るために、この工法に対する期待は従来に増して高くなっています。

 

l  検定会の目的:

「わかっていたつもりが実は解っていなかったことを認識する」

日ごろ無意識にしている動作、その動きの根拠となる知識、それらが正しいのか?間違いなのか?

この検定会を通して、経験豊富な皆さんには自分の技能を検証し、課題を見つける良い機会になれば幸いです。

一方、これからウッドタワー工法を始めたい初心者の方は、

自己流の変な癖がつく前に、正しい方法を正しく学べるチャンスになります。

 

本工法の検定会には過去71名が受験し、内63名が資格認定を受けています。

有資格者はお仕事の受注や、給料の面で優遇されやすくなります。

 

l  対象:

経験者で、自分の実力を客観的に評価して、自分の課題を見つけたい人

これからクライミングを始める初心者で、ウッドタワー技能の習得には何が必要かを知りたい人

 

l  ベネフィット:

自分の課題が見つかる。何を練習すれば良いかがわかる。

自分の実力がランク付けできる。1級、準1級、2級。

 

l  合格基準:

「あなたの技能なら安心して現場を任せられる」と審査員が判断すると合格です。

 

l  審査員:ウッドタワー師範、ウッドタワー準指導員、ウッドタワー1級、他

 

l  日程:202011月7日~9日(土曜日~月曜日) 8:45~1600

 

l  場所:福島県 JR奥羽本線 板谷6号林

 

l  募集人数:12名(最低催行人数:8名)

 

l  申し込み先: 申込用紙は下記にあります

 

l  申込期限:202011月28日(水曜日)20:00

 

l  参加費:1日につき3万円の前払い。(3日間受検した場合は3日×3万円=9万円)

Ø  予想よりも早く合格されて受験日数が短縮された場合は返納します。

振込先:ウッドタワー研究会 年会費 振込口座

 

l  宿泊:

参加者ご自身でお好みの宿を予約してください。

近隣には温泉旅館が多数ありますので、おすすめ宿をご紹介いたします。

 

 

l  持ち物:

 筆記具、メモ帳

 日常使用しているロープクライミング道具一式、チェンソー、スパー
 不良道具では受験できませんのでご注意ください。

 ヘルメット、アイガード、耳栓、皮手袋、チェンソーパンツ、ブーツ、笛

 防寒着   汗冷え防止下着

 健康保険証、持病薬   宿泊道具   その他ご自分が必要と思われるもの

 

クライミング道具を一式レンタルできます。希望者は申込用紙に記入してください

 

 

l  審査内容:

下記①~⑤の5つのフィールドで行われる検定の流れを紹介します。

検定の際は、次の1)~5)は共通必須項目として審査対象になります。

1)安全  2)コミュニケーション  3)ノット  4)樹木検査  5)周辺検査

 

 

    ロープクライミング フィールド

スローライン→ロープセット→ロープアクセス→ALT→アンカーセット

→リムウオーク→樹上ポジショニング→セルフビレイ降下→アンカー回収

 

 

    樹上カッティング フィールド

スパークライミング→アンカーセット→ジャンプカット、スイングカット、ミスマッチカット、→コモンノッチ→セルフビレイ降下→アンカー回収

 

 

    ロアリング フィールド

危険地帯の区割り、必要強度の道具の選択、幹の重量計算、ポータラップの設置、ポータラップにロープを巻く数の決め方、ロープマネジメント、幹の落下スピードを徐々に減少させる、地上1mで幹を止める、ロープに吊るしている幹を指定場所に並べる。

 

 

    リギングデザイン フィールド

全体の計画、レスキュー計画、材の動き、材の置き場、使用器材、必要強度の道具の選択、ブロックの位置を的確に伝える。

 

 

上記を全て合格すると

下記3モーションリギング(リーダシップ)が受験できます。

 

    3モーションリギング

チームメンバーのスキルに合わせて的確に指示を出し、安全に滞りなく作業を進められる。

集材機の設置→安全操作、手動ウインチの設置→安全操作。

集積材の整頓(美しさ)

レスキューセットの配置

 

開催期間中は同じ試験を繰り返し受験できます。

注意:講習会ではありませんのでご注意ください。検定会になります。

 

仕事で使う必須ノット

 

下記21種類のノットをマスターしてから、講座に参加して下さい。

インターネットで検索すると動画が出ます。

ノットのwebsitehttps://www.animatedknots.com

 

l  with log:丸太に縛り付ける

running bowline      ランニングボーライン

endline clove hitch     エンドラインクローブヒッチ

half hitch + running bowline ハーフヒッチ+ランニングボーライン

cow hitch              カウヒッチ

timber hitch                    ティンバーヒッチ

 

l  knot:ロープに結び目を作る

double overhand knot   ダブルオーバーハンドノット

throwing knot              スローイングノット

bowline knot               ボウラインノット

double looped bowline       ダブルループドボウライン

slip knot            スリップノット

butterfly knot              バタフライノット

 

l  cinching knot:締め込む

anchor hitch               アンカーヒッチ

double overhand noose        ダブルオーバーハンドヌース

clove hitch          クローブヒッチ

 

l  hitch:他のロープにつなげる

prusik hitch                プルージックヒッチ

schwabisch                シュワビッシュ

distel                  ディステル

valdotan tresse          バルドタントレス

quick hitch                 クイックヒッチ

sheet bend         シートベント

      zeppelin bend       ゼッペリンベント

 

この機会に若手作業員の技術力の育成、冬期の作業確保等、将来を見据えた会社経営にお役立てください。

 

当研究会の支部(秋田、盛岡、仙台、新潟、長野、千葉、東京)からも

参加者を募ってい頂きたいのでご協力をお願い致します。

  

また、現在、会員でない法人様、個人様は当研究会に入会していただくと、この検定会にご参加できます。

ただし、募集人員をオーバーした場合は、現在の会員を優先いたします。

安全性、作業性、経済性に優れた本工法は、官公庁、民間、神社の伐採要請にも応えらます。

この機会を是非ご利用ください。

 

 

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必要クライミング道具一式.pdf
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フォトギャラリー|ウッドタワー研究会
動画ギャラリー|ウッドタワー研究会

2017年5月29日〜6月2日の5日間の日程で行われた第2回ウッドタワー講習会の記録映像(約40分)です。終了後の皆様の充実の表情も見所の1つとなっております。

2016年5月に実施した第1回ウッドタワー工法2級講習会のダイジェストムービー(約20分)です


2016年10月、東京立川で開催された第1回アーボセミナーのダイジェストムービー(約5分30秒)。当会の山岸委員長もプレゼンさせて頂きました。


協賛企業|ウッドタワー研究会
青葉緑化工業 株式会社
鉄道の安全運行の為にウッドタワー工法による近接木伐採を|ウッドタワー研究会