諦めない 何回も再チャレンジ!
いつもこのブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日は令和元年8月5日~9日に実施した、ウッドタワー技能検定会の様子をご報告します。
この検定会の目的は
「安全技術」と
「安全知識」の習得です。
ウッドタワー工法に求められている安全は「究極の安全」です。そこに必要な「技能」は次の3つです。
① チームコミュニケーション
② 安全正確な技術
③ 安全正確な技術に裏付けされる「知識」
今回から検定方法が変更になりました。①クライミング、②カッティング、③ロアリング、④リギングデザイン、のそれぞれ4つのフィールドに分かれ、検定が同時進行していきます。
検定中は講師が質問をします。「そのノットの名前は?」「これは何のためにするの?」ちゃんと出来ていてもその問いに答えられなければ検定中止になります。ウッドタワー工法に求められている「究極の安全」のためには、無意識にしている自分の作業に対して「知識の裏付け」が必要になるからです。
そして従来の「一発検定」から「合格するまで何回もチャレンジ」できるようになりました。検定中の間違った瞬間、その場で「何がいけなかったのか」の指摘を受け、修正していきます。何回もやり直しが続くと次第に気持ちがメゲテきますが、「もっとこうすればいい!」と仲間からの叱咤激励を受けながら互いに技術を高めていました。ロアリングでは回を重ねるごとにコツを掴んでいき、9回目で見事合格!!!その瞬間を見ていた仲間も大喜びです。
ここには、自分だけが合格すれば良い、という思考はありません。「絶対にみんな一緒に合格するんだ」チームとして一体感が生まれていました。
ほとんどが初めて会った人同志でしたが、共通の目的に向かって頑張っている皆さんのチームワークを見て私も感激しました。
とても良いモチベーションの中で日程が進んでいく一方、後半に行くにつれて検定の順番待ちが長くなってしまい、参加者の皆さんにご迷惑をおかけしてことをこの場を借りてお詫び申し上げます。今回の教訓を生かして次回はさらに良い検定会にしたいと思っています。
検定結果は、新たに1級合格者4名、準1級合格者1名、2級合格者1名が認定されました。おめでとうございます!
そして、初めて女性のウッドタワー伐採士が誕生しました。
第9回ウッドタワー技能検定試験 結果発表 敬称略
1級 栗田正照
1級 菅 慎二
1級 千田 稔
1級 柏 紘子
準1級 遠藤 誠
2級 吉田 剛
2級合格に必要な技能は次の6項目です。
①コミュニケーション
②ノット
③セーフティー
④クライミング
⑤ロアリング
⑥カッティング。
惜しくも2級に届かなかった方は今回学んだカッティング技術をチェンソーでも出来るように練習を重ねた後、是非再チャレンジしてください。青シールの有効期限は1年間です。スタッフ一同、またのご参加を心からお待ちしております。
最後に、検定会に参加された皆様、そして講師及び参加者を快く送り出していただいたお勤め先のみなさまに、この場をお借りして心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
お陰様で受講者及び講師にケガもなく、無事終了出来たことを感謝しております。
また、場所を提供してくださった山主様、スワンレイク長柄の皆様、青葉緑化工業株式会社の担当者様、講師のみなさま、大変お世話になりました。ありがとうございました。
これからも 当研究会、当工法の発展のためにご協力をよろしくお願いい致します。